仏壇は買取できます|現金買取と「買取扱い」で、仏壇じまいの費用を抑える方法
目次
- 仏壇を手放すとき、「処分だけ」で決める前に知っておきたいこと
- 当社の仏壇買取は2通り:「現金買取」と「買取扱い」の違い
- 買取できるもの:仏壇本体だけでなく、仏具・関連品も査定対象
- 買取になりやすい仏壇の条件(素材・作り・状態・サイズ・情報の有無)
- まずは無料査定:写真とサイズでできるオンライン査定/出張査定の流れ
- 買取から仏壇じまいまで一括対応できる理由(搬出・供養・証明書まで)
- よくある質問(魂抜きは必要?/位牌やご本尊は?/急ぎ対応/支払い方法 など)
- まとめ:迷ったら「処分前に査定」から始めるのが一番確実
1. 仏壇を手放すとき、「処分だけ」で決める前に知っておきたいこと
仏壇を手放す場面は、決して軽い決断ではありません。ご家族の節目や住まいの事情、相続や整理のタイミングなど、背景がそれぞれにあります。だからこそ、いざ「どうするか」を考えたときに、多くの方が最初に思い浮かべるのが「処分」ではないでしょうか。
ただ、仏壇は家具とは違い、扱い方に迷いが生まれやすい品目です。
「供養が必要なのか」「どこに相談すればよいのか」「運び出しはどうするのか」など、判断が難しい要素が重なります。その結果、処分方法を探しているうちに、選択肢が狭まり、急いで決めてしまうことも少なくありません。
ここでまず知っておいていただきたいのは、仏壇は “処分するしかない” とは限らない、ということです。
仏壇は「価値が残っている」ことがあります
仏壇は、素材・作り・状態によって価値が変わります。
例えば、木目や材が良いもの、装飾や意匠に手がかかっているもの、状態が良いものは、必要とする方や用途があり、買取の対象になることがあります。
そして、買取の可能性がある場合は、処分費用をかける前に「査定してから判断する」ほうが合理的です。処分だけを前提に動いてしまうと、本来は価値があるものを、費用を払って手放すことになりかねません。
「現金買取」だけでなく「買取扱い」という考え方もあります
仏壇の手放し方は、必ずしも「現金買取」だけではありません。
状態や条件によっては、現金の買取が難しい場合もありますが、その場合でも「買取扱い」として対応できるケースがあります。
これは、単純に処分をするのではなく、買取の考え方を含めて費用負担を抑える提案ができる、ということです。仏壇じまいを進めるうえで、費用面の不安を軽くできる選択肢になります。
だからこそ、最初にやるべきは「処分の前に査定」
仏壇を手放す手順として、もっとも損が少ないのは次の順番です。
- いきなり処分方法を決めるのではなく
- まずは買取の可能性を確認し
- その上で、供養や搬出なども含めて全体を整理する
この流れで進めると、気持ちの面でも手続きの面でも、無理のない判断ができます。
次の章では、当社の仏壇買取がどのように進むのかを、**「現金買取」と「買取扱い」**の違いから分かりやすく整理します。
2. 当社の仏壇買取は2通り:「現金買取」と「買取扱い」の違い
仏壇の買取について調べると、「買取できる/できない」という二択で語られている情報が多く、かえって分かりにくいことがあります。実際には、仏壇は状態や条件の幅が広いため、現場では“落としどころ”を含めて判断するのが自然です。
当社では、仏壇の状況に合わせて、次の 2通り でご提案します。
- 現金買取(価値がつく場合は、買取金額をお支払い)
- 買取扱い(現金買取が難しい場合でも、費用負担を抑える形で対応)
この違いを最初に理解しておくと、「結局いくらかかるのか」「何を基準に決まるのか」が見えやすくなります。
2-1. 現金買取とは:価値がつく場合は“その場で買取”が可能
現金買取は、仏壇そのもの(または付随する品)に、再利用・再流通の価値が見込める場合に成立します。
現金買取になるかどうかは、ざっくり言えば次の要素の組み合わせで決まります。
- 素材・作り(材の良さ、装飾の手間、意匠性など)
- 状態(破損・欠品の有無、匂い・カビ、使用感)
- サイズ・需要(設置しやすさ、搬出の難易度)
- 情報の有無(銘板、メーカー、由来が分かるか)
現金買取が可能な場合は、「仏壇を手放す=費用がかかる」とは限らず、むしろ負担を軽くできるケースが出てきます。
2-2. 買取扱いとは:現金が難しくても“負担を抑えて進める”ための考え方
一方で、仏壇はすべてが現金買取になるわけではありません。
サイズが大きい、状態に難がある、欠品がある、搬出条件が厳しいなど、現金買取が難しい要因はいくつもあります。
その場合に、当社が提案するのが 「買取扱い」 です。
買取扱いは、言い換えると「処分として片付ける」だけではなく、買取の考え方を含めて全体の費用負担を抑える整理方法です。仏壇じまいでは、供養・搬出・処分まで工程が多いため、ここでの考え方が非常に重要になります。
- 「現金買取は難しいが、処分費用をなるべく抑えたい」
- 「仏壇じまいを進めたいが、費用がどれくらいか不安」
- 「手間をかけずに、まとめて任せたい」
こうした方にとって、買取扱いは現実的で納得しやすい選択肢になります。
2-3. どちらになるかは、まず“無料査定”で判断できます
「うちは現金買取になるのか、それとも買取扱いなのか」
この判断は、文章だけで自己判断するのが難しいです。仏壇は写真とサイズ、状態の情報で評価が大きく変わります。
だからこそ、最初の一歩はシンプルに 無料査定 で構いません。
現金買取の可能性も含めて確認したうえで、仏壇じまい(供養・搬出・処分)まで含めた最適な方法を選べます。
次の章では、実際に「何が査定対象になるのか」を具体化します。
仏壇本体だけでなく、仏具や関連品も含めて見てほしい方が多いため、買取できる範囲を分かりやすく整理します。
3. 買取できるもの:仏壇本体だけでなく、仏具・関連品も査定対象
仏壇の相談で意外と多いのが、「仏壇だけを見てもらうつもりだったが、周辺のものも一緒にどうにかしたい」というケースです。仏壇じまいでは、仏壇本体だけでなく、仏具・付属品・周辺の品がまとまって残っていることがほとんどだからです。
当社の買取は 仏壇本体が中心 ですが、状況に応じて 仏具や関連品もあわせて査定 します。まとめて相談できるように、ここでは「査定対象になりやすいもの」を整理します。
3-1. 仏壇本体(中心となる査定対象)
まずは仏壇本体です。仏壇は種類や作りの違いが大きく、同じように見えても評価が変わります。
- 上置き仏壇(コンパクト)
- 台付き仏壇(床置き)
- 唐木系・金仏壇など(意匠・素材・状態で判断)
仏壇本体は、素材・作り・状態・サイズ が評価の中心になります。
「これは古いから無理」「大きいからダメ」と決めつけるよりも、写真で確認したほうが早いことが多い分野です。
3-2. 仏具(まとめて査定しやすい代表例)
仏壇の中や周辺には、仏具が一式揃っていることが多く、これらも状況により査定対象になります。たとえば次のようなものです。
- りん(おりん)・りん棒・りん台
- 香炉・花立・火立(燭台)などの三具足
- 灯籠、仏飯器、線香差し
- 高坏、供物台、仏器類
- 数珠、経本、念珠入れ など
素材(真鍮・銅・木製・漆など)や作り、状態によって評価が変わるため、仏壇本体と一緒に写真で見せていただくのが確実です。
3-3. 掛軸・仏像・屏風など(扱いを分けて判断する品)
仏壇の中には、掛軸や仏像、屏風のように「宗教的に扱いを丁寧にしたい品」が含まれることがあります。これらは、買取可否だけでなく、供養やお預かりの扱い も含めて整理するのが安心です。
- 掛軸(状態・内容・作家性・箱の有無などで判断)
- 仏像(素材・由来・状態で判断)
- 屏風・装飾品(工芸性・状態で判断)
「買取できる/できない」だけでなく、まずは どの品を残すか・どの品を手放すか を整理し、その上で最適な方法を提案できます。
3-4. 周辺の関連品(遺品整理・片付けと一緒に進めたい場合)
仏壇の相談は、実際には「家の整理」や「遺品整理」と一緒に発生することが多いです。仏壇じまいのタイミングで、周辺の片付けも進めたい場合は、買取対象の幅が広がることがあります。
- 古い家具、和箪笥、置物、工芸品
- 贈答品、茶器類、骨董性のある雑貨
- 金・貴金属類、時計、カメラなど(家財として査定対象になりやすい)
この“まとめて見られる”点は、仏壇じまいの費用を抑えるうえで非常に有効です。処分費用が増えがちな場面でも、買取できるものが見つかれば、全体の負担を軽くできます。
3-5. 査定をスムーズにするコツ:まとめて写真を撮るだけで十分です
査定というと「細かい説明が必要」と思われがちですが、最初は難しく考える必要はありません。ポイントは次の2つだけです。
- 仏壇の全体写真(正面・開いた状態)
- サイズ(高さ・幅・奥行き)
加えて、仏具や周辺の品も「一緒に並べて撮る」だけで、判断が一気に進みます。
次章では、より具体的に「買取になりやすい仏壇の条件」を、分かりやすく整理していきます。
4. 買取になりやすい仏壇の条件(素材・作り・状態・サイズ・情報の有無)
「うちの仏壇は買い取ってもらえるのか」
この判断は、年式だけでは決まりません。仏壇は、素材・作り・状態・サイズ・情報の有無といった複数の要素が組み合わさって評価されます。ここでは、査定の現場で実際に見ているポイントを、分かりやすく整理します。
4-1. 素材と作り:まず“価値の土台”になる部分
仏壇で最初に差が出るのが、素材と作りです。外観が似ていても、材や仕上げ、装飾の手間で評価が大きく変わります。
買取になりやすい傾向
- 木目や材質に特徴がある(唐木系など、材の良さが分かる)
- 蒔絵・螺鈿など、装飾に手間がかかっている
- 扉や欄間、彫りの精度が高い
- 全体の造りがしっかりしていて、歪みが少ない
逆に、素材や作りがシンプルでも、状態が良い・サイズが扱いやすいなど、別要因で評価がつくこともあります。「見た目が普通だから」と決めつけないほうが得策です。
4-2. 状態:買取可否を分ける“現実的なライン”
次に重要なのが状態です。仏壇は保管環境の影響を受けやすく、同じ種類でも状態で判断が分かれます。
評価が上がりやすい状態
- 大きな割れ・欠けがない
- 扉の開閉がスムーズで、建て付けが良い
- 金具が揃っている、外れやガタつきが少ない
- 目立つ汚れ・強い臭い・カビが少ない
現金買取が難しくなりやすい状態(ただし買取扱いの余地はあります)
- 扉の破損、主要パーツの欠品
- 強いカビ、湿気ダメージ、臭いが強い
- 虫害、ベタつき、金具の欠落が多い
- 仏壇内部の大きな変形や反り
ここで大切なのは、「現金買取が難しい=相談しても無駄」ではないことです。仏壇じまいでは搬出・供養・処分まで含めて進めるため、状態によっては“買取扱い”として、負担を抑える提案ができる場合があります。
4-3. サイズ:需要と搬出条件のバランスで決まる
仏壇はサイズによって、再利用の需要と搬出の難易度が変わります。
買取になりやすいサイズの考え方
- 住環境に合わせやすい上置き〜中型は、需要が見込めることが多い
- 大型でも、作りが良い・状態が良い・搬出が現実的であれば評価対象になり得る
一方で、サイズが大きいほど搬出条件(階段、間口、搬出経路、駐車状況など)の影響が大きくなり、現金買取の判断に影響することがあります。これは仏壇の価値そのものではなく、「現場として成立するか」という実務面の話です。
4-4. 情報の有無:銘板・由来・付属品が判断を早くする
仏壇は、情報があるだけで判断が一気に進みます。とくに現金買取の可能性を検討する際は、材料が揃っているほど査定が正確になります。
あると査定がスムーズになる情報
- 銘板、メーカー名、購入時の資料(残っていれば)
- 寸法(高さ・幅・奥行き)
- 付属品(鍵、飾り金具、引き出し内部の部材など)
情報がなくても査定は可能ですが、情報があるほど「判断が早い」「評価がブレにくい」というメリットがあります。
4-5. 現金買取の可能性を上げる“写真の撮り方”チェック
最初の段階で、細かい説明は不要です。写真が整っているだけで、現金買取の可能性を含めた判断がしやすくなります。
最低限これだけでOK
- 正面(閉じた状態)
- 扉を開いた状態(内部全体)
- 目立つ装飾部分(蒔絵、彫り、金具など)
- 傷や欠けがある場合は、その箇所
- サイズ(メジャーを当てた写真でも可)
仏具や関連品も一緒に見てほしい場合は、仏壇の写真とは別に、まとめて並べた写真を1〜2枚撮るだけで十分です。
次の章では、実際に「無料査定」をどう進めると早いか、オンライン査定/出張査定の流れを具体的に書きます。
5. まずは無料査定:写真とサイズでできるオンライン査定/出張査定の流れ
仏壇の買取は、細かな説明や専門知識がないと進まないと思われがちですが、最初の一歩はもっとシンプルです。
当社では、写真とサイズ が分かれば、現金買取の可能性も含めて判断できます。まず無料査定で「買取になるのか」「買取扱いになるのか」を整理し、そこから仏壇じまい全体の進め方まで決めていく流れです。
ここでは、オンライン査定と出張査定、それぞれの進め方を具体的にご案内します。
5-1. オンライン査定(写真+サイズで、まず方向性が分かる)
お忙しい方、遠方のご家族と相談しながら進めたい方には、オンライン査定が向いています。
現地に来てもらう前に、おおまかな方向性を掴めるため、やり取りも最短で済みます。
ご用意いただくもの(最低限)
- 仏壇の写真
- 正面(閉じた状態)
- 扉を開いた状態(内部全体)
- サイズ(高さ・幅・奥行き)
※メジャーを当てた写真でも構いません
追加であると判断が早くなるもの
- 傷や欠けがある箇所の写真
- 蒔絵や金具、彫りなど特徴が分かる写真
- 銘板やメーカー名が分かる写真
- 仏具や関連品(まとめて並べた写真でOK)
これだけで、現金買取の可能性、買取扱いの方向性、次に確認すべきポイントが整理できます。
5-2. 出張査定(現地で最終判断。搬出条件も含めて確定できる)
オンライン査定で方向性が分かったら、必要に応じて出張査定で最終判断を行います。
仏壇は、価値だけでなく 搬出条件(間口、階段、設置場所、駐車状況など)によって実務上の判断が変わるため、現地確認を挟むことで「当日になって話が変わる」リスクを減らせます。
出張査定で確認する内容
- 仏壇の素材・作り・状態の最終確認
- 欠品や破損の有無
- 搬出経路(玄関幅、階段、手すり、段差など)
- 周辺品(仏具・関連品)の査定可否
- ご希望(現金買取優先か、仏壇じまいを一括で進めたいか)
その場で判断がつけば、現金買取の場合は金額を提示し、買取扱いの場合は「負担を抑える進め方」を具体的にご提案します。
5-3. 相談がスムーズになる“事前整理”は、これだけで十分です
事前に準備しようとして、仏壇を動かしたり、無理に掃除したりする必要はありません。
むしろ、仏壇はデリケートな部分もあり、動かすことで破損リスクが上がることもあります。
やっておくと助かること
- 仏壇の周りを軽く片付け、写真が撮れる状態にする
- 仏具・関連品を「これは一緒に見てほしい」という形でまとめておく
- ご家族間で「残すもの/手放すもの」の意向だけ共有しておく
掃除や分解、搬出の準備などは、基本的にこちらの提案・手順に合わせて進めれば問題ありません。
5-4. 査定の結果、次の行動が明確になります
無料査定をすると、次のいずれかに整理できます。
- 現金買取が可能:買取金額を受け取り、手放し方を確定
- 買取扱いが適切:費用負担を抑えた形で、仏壇じまいを進める
- 供養・搬出を優先:価値よりも“丁寧に手放す”ことを重視して進める
ここが決まれば、あとは「供養をどうするか」「搬出はどう進めるか」を手順化するだけです。
次の章では、仏壇の買取が絡むときに特に重要なポイントとして、搬出・供養・証明書まで一括対応できる理由を具体的に書きます。
6. 買取から仏壇じまいまで一括対応できる理由(搬出・供養・証明書まで)
仏壇の相談で多いのは、「買取できるかどうか」だけでなく、実はその後に続く工程まで含めて不安があるケースです。
仏壇は大きく、重く、扱いに気を遣ううえ、気持ちの整理も必要になります。だからこそ、買取だけを別会社、搬出だけを別会社、供養だけを別窓口…という進め方は、想像以上に負担が大きくなりがちです。
当社が一括対応できるのは、単に「便利だから」ではなく、仏壇じまいを現場で成立させるうえで、分業よりも合理的な理由があるからです。
6-1. 一括にすることで「話が二転三転しない」
仏壇の手放し方は、査定結果によって最適解が変わります。
現金買取が成立するか、買取扱いになるか、供養を優先するかによって、手順も費用も段取りも変わるためです。
分業すると、よくあるのが次のようなズレです。
- 買取業者は「買える/買えない」だけで終わる
- 搬出業者は「運び出しの条件」だけを見る
- 供養は「供養の段取り」だけが進む
結果として、「最初に聞いていた話と違う」「追加費用が増えた」「日程調整が複雑になった」というストレスにつながりやすくなります。
当社の場合は、買取と仏壇じまいを同じ窓口で扱うため、査定→搬出→供養→整理 が一つの判断基準でつながります。途中で前提が変わりにくく、進行がスムーズです。
6-2. 搬出の負担が大きいからこそ、現場を見て最適化できる
仏壇じまいで現実的に一番大変なのは、実は搬出です。
階段や間口、設置場所、動線、駐車状況など、現場条件が一つでも厳しいと、作業の難易度は一気に上がります。
一括対応のメリットは、買取判断を「仏壇の価値」だけでなく、搬出の成立性まで含めて現実的に組み立てられることです。
- 搬出がしやすいなら、買取(現金)を優先できる
- 搬出が難しいなら、買取扱いで全体最適を組む
- 供養・処分が必要なら、工程をまとめてムダを減らす
こうした調整が、同じ窓口で完結するため、無理のない提案になります。
6-3. 供養まで含めて「気持ちの整理」を置き去りにしない
仏壇は、単なるモノとして扱いにくい存在です。
ご家族の歴史や祈りの場としての意味があるため、「手放すと決めたあと」に心の負担が出ることもあります。
だからこそ、当社では買取の可否に関わらず、仏壇じまいとして必要な場合は 供養まで含めて 段取りを組める体制を前提にしています。
「価値があるかどうか」だけで突き放すのではなく、
「どう手放せば納得できるか」まで含めて整理できることが、一括対応の大きな意味です。
6-4. 供養証明書の発行で“あとから困らない”
仏壇じまいの相談では、手放した直後ではなく、後日になって次のような不安が出てくることがあります。
- 「きちんと供養できたのか心配になった」
- 「親族に説明できる形がほしい」
- 「遠方の家族に報告するとき、証拠として残したい」
こうした場面で役立つのが 供養証明書 です。
手続きを“気持ちの中だけで完結させない”ことで、後からの不安を減らせます。
6-5. まとめて任せることは、結果的に費用面でも合理的
仏壇じまいは、工程が増えるほど費用が増えやすい分野です。
分業すると、それぞれに基本料金が発生し、日程調整や追加作業が増えていきます。
一括で進めることで、工程全体を見てムダを減らし、**「現金買取」「買取扱い」「供養・搬出」**を組み合わせて、費用負担を抑える提案ができます。これは、単なる値引きではなく、全体設計による最適化です。
次の章では、実際に相談時によく聞かれる疑問をまとめます。
「魂抜きは必要?」「位牌やご本尊は?」「急ぎでも対応できる?」など、よくある質問を整理していきます。
7. よくある質問(魂抜きは必要?/位牌やご本尊は?/急ぎ対応/支払い方法 など)
仏壇の買取や仏壇じまいは、普段あまり経験することがないため、「これってどうするのが正しいのか」が分からず不安になりやすい分野です。ここでは、実際のご相談で特に多い質問を、分かりやすく整理します。
Q1. 魂抜き(閉眼供養)は必要ですか?
考え方としては、「ご家族のお気持ち」と「宗派・菩提寺の方針」で決めるのが基本です。
必ずしも全員が同じ手順を取るものではありませんが、納得して手放すために、魂抜きをしてから仏壇じまいを進める方は多いです。
当社にご相談いただく場合は、いきなり結論を決めてしまうのではなく、
- すでに菩提寺があるか
- 宗派やご家族の希望はどうか
- どこまで丁寧に手順を踏みたいか
を確認したうえで、進め方がブレないように整理します。
Q2. 位牌やご本尊は買取できますか?
位牌やご本尊は、一般的な「買取」という考え方で扱うよりも、供養やお預かりの扱いとして整理するほうが自然です。
仏壇本体や仏具と違い、宗教的意味合いが強く、ご家族の気持ちにも直結しやすいからです。
そのため当社では、買取の対象として無理に扱うのではなく、
- 残すのか
- 別の場所へ移すのか
- 供養して手放すのか
を先に確認し、必要に応じて適切な手順をご案内します。
Q3. 仏具はどこまで見てもらえますか?
仏壇本体が中心ですが、仏具や関連品も、状況により査定対象になります。
「これは処分だろう」と思っていたものの中に、まとめて見たときに評価がつくケースもあります。
分けて準備する必要はありません。
仏壇と一緒に写真に収めるだけで、判断が早くなります。
Q4. かなり古い仏壇でも見てもらえますか?
問題ありません。
古いからダメ、という単純な判断にはなりません。仏壇は、年式よりも
- 素材や作り
- 状態
- サイズ
- 情報(銘板など)
で評価が変わります。まずは写真とサイズで、現金買取の可能性を含めて方向性を整理できます。
Q5. 大きくて重いのですが、搬出まで任せられますか?
はい。仏壇じまいで最も負担が大きいのが搬出です。
無理に動かすと、破損やケガにつながる可能性もあります。事前に動かしたり、分解したりする必要はありません。
現地状況(階段・間口・搬出経路・駐車状況など)を踏まえて、適切な方法で対応します。
Q6. 急ぎでも対応できますか?
状況によりますが、「退去期限が迫っている」「売却前に片付けたい」など、急ぎの相談は非常に多いです。
そのため、まずはオンライン査定で方向性を出し、必要に応じて出張査定・作業まで一気に段取りする進め方が現実的です。
急ぎの場合ほど、「先に処分を決める」のではなく、買取の可能性を確認してから全体最適で進めたほうが、結果的に早く進むこともあります。
Q7. 支払い(現金買取)はいつ、どんな方法になりますか?
現金買取が成立する場合は、査定内容と金額にご納得いただいたうえで、買取として進めます。
支払い方法やタイミングは、案件の内容(出張時の買取か、後日の搬出を含むか)によって変わるため、最初に明確にしてから進めます。
「当日いくらになるのか不安」という方ほど、事前に写真とサイズで方向性を出しておくと、話がスムーズです。
Q8. 供養や証明書も含めてお願いできますか?
はい。買取だけで終わらず、仏壇じまいとして必要な工程(供養・搬出・整理)まで一括でご相談いただけます。
また、供養を行う場合は、後から不安にならないように「形として残す」ための考え方も含めてご案内します。
次が最後の章です。
8章では、ここまでの要点をまとめて、「結局どう始めるのが一番得か」を結論として整理します。
8. まとめ:迷ったら「処分前に査定」から始めるのが一番確実
仏壇を手放すとき、いちばん避けたいのは「よく分からないまま処分を決めてしまい、後でモヤモヤが残ること」です。
仏壇は大切な存在である一方、現実としては搬出や供養、費用の問題も絡みます。だからこそ、気持ちと実務の両方が納得できる手順で進めることが重要です。
当社の結論はシンプルです。
迷ったら、処分を決める前に“無料査定”を挟む。
これが、もっとも損が少なく、進め方がブレにくい方法です。
仏壇の手放し方は「現金買取」だけではありません
仏壇は、条件が合えば 現金買取 が成立します。
一方で、現金買取が難しい場合でも、当社では 買取扱い という形で、費用負担を抑える方向で進められるケースがあります。
つまり、「買取できるか/できないか」で終わりではなく、
どう手放すのが一番納得できるか、負担が少ないか を整理できるのがポイントです。
仏壇本体が中心。仏具や関連品もまとめて見られます
仏壇の価値は、本体だけで決まるわけではありません。
仏具や関連品、周辺の品を含めて見たときに、買取の可能性が広がることがあります。
「これは処分だろう」と思っていたものでも、写真で確認すると判断が変わることは珍しくありません。仏壇じまいを進めるうえで、ここは見落としやすいポイントです。
一括対応だから、段取りが簡単でブレません
仏壇じまいは、やることが多い分、窓口が増えるほど負担が増えます。
- 買取
- 搬出
- 供養
- 処分
- 証明書や家族への説明
これを別々に進めると、費用・日程・説明が複雑になりやすいのが現実です。
買取から仏壇じまいまで一括で相談できれば、判断基準が一本化され、話が二転三転しにくくなります。
最初に用意するのは「写真とサイズ」だけで十分です
無料査定の段階で必要なのは、難しい書類ではありません。
- 仏壇の写真(正面/開いた状態)
- サイズ(高さ・幅・奥行き)
これだけで、現金買取の可能性を含めて方向性が整理できます。
仏具や関連品も見てほしい場合は、まとめて並べた写真を追加するだけで十分です。
まずは「今の状態で査定できるか」を確認してください
仏壇を動かしたり、無理に掃除したり、分解する必要はありません。
むしろ、破損やケガのリスクが上がることもあります。
まずは今の状態のまま、処分を決める前に査定を挟む。
その結果を踏まえて、現金買取・買取扱い・仏壇じまいの進め方を決める。
この順番が、いちばん確実で、後悔が少ない進め方です。
