遺影の処分に困ったら?後悔しないための方法とマナー

1. 遺影の処分に悩む人が増えている理由

家族や親族が亡くなった後、仏壇や部屋に飾ってきた「遺影」。
大切な人の思い出として大事にされてきたものですが、時が経つと、こんな悩みを抱える人が増えています。

よくある悩み

  • 遺影の置き場所がない
  • 実家を片付けることになり処分を考えている
  • 施設への入居や引越しで持っていけない
  • 誰も住まない家に遺影だけ残っている
  • 遺品整理の中で一番処分に迷ったのが遺影だった

特に多い声がこれです。

「遺影って、どうやって処分したらいいの?」

遺影は写真ではありますが、そこに写っているのは亡くなった大切な家族。
だからこそ、普通のゴミと同じように処分するのは「なんとなく気が引ける」「罰当たりな気がする」と感じる方がとても多いのです。

実際に検索する人が増えている

最近では、インターネットで「遺影 処分」「遺影 捨て方」「遺影 供養」などを調べる人が年々増えています。

これは、少子高齢化や核家族化、実家の整理、終活、遺品整理といった時代背景が関係しています。

つまり、決して特別な悩みではありません。
多くの人が遺影の扱いに迷い、悩んでいるのです。

2. 遺影の処分はどう考える?まず大切にしたい気持ち

遺影は、亡くなった方を偲ぶ大切な写真です。
だからこそ、処分することに悩んだり、迷ったりする人はとても多いものです。

遺品整理や実家の片付けをきっかけに「遺影をどうしたらいいんだろう?」と考えるのは、ごく自然なことです。


遺影の処分に「決まった正解」はない

実は、遺影の処分について法律で決められたルールはありません。
「必ずこうしないといけない」という決まりはないため、どうするかは気持ち次第という部分が大きいのです。

ただし、処分方法については住んでいる地域によってゴミの分別ルールが異なります。
額や写真をゴミとして処分する場合は、お住まいの自治体のルールを確認するようにしましょう。


一番大切なのは「気持ち」

遺影は、ただの写真ではなく、大切な人の思い出や存在そのもの。
そのため、多くの方が次のような気持ちを持っています。

  • 何かしら丁寧に扱ってから処分したい
  • ありがとうの気持ちを伝えたい
  • 手を合わせてから手放したい

方法に決まりはありませんが、心を込めて丁寧に扱うことで、後悔のない形で処分することができるでしょう。


このように、遺影の処分で一番大切なのは「気持ち」です。
次は、具体的な処分方法について紹介します。

3. 遺影の処分方法は大きく分けて4つ

遺影の処分方法にはいくつかの選択肢があります。​どの方法を選ぶかは、それぞれの考え方や状況によって異なりますが、ここでは一般的に多い4つの方法をご紹介します。​


3-1. 自治体のルールに従って処分する方法

最も現実的で多いのが、ごみとして処分する方法です。​額縁や写真はそれぞれお住まいの地域のルールに沿って分別します。​

広島市の場合:

  • 写真部分:​可燃ごみとして処分​
  • 額縁:​材質やサイズにより分類が異なります。​
    • 小さな額縁(30cm未満):不燃ごみ​
    • 大きな額縁(30cm以上):大型ごみ(有料・予約制)​

処分の際は、自治体のルールを確認し、適切な方法で行うことが大切です。​

この方法を選ぶ場合は、次のような配慮をする人も多いです。

  • 白い布や紙に包む​
  • 塩をふる​
  • 手を合わせて感謝の気持ちを伝えてから処分する

3-2. お寺や神社で供養してから処分する方法

遺影をそのまま処分することに抵抗がある方は、お寺や神社で供養してから処分する方法があります。広島県内には、遺影や人形などの供養を行っている寺社がいくつかあります。​

本覚寺(広島市中区)

日蓮宗の寺院で、事前予約制で人形供養を受け付けています。​遺影の供養についても対応可能な場合がありますので、詳細は直接お問い合わせください。​

  • 所在地:​広島市中区十日市町1-4-10
  • 公式サイト:​https://hongakuji.org/​神社のお焚き上げ -

邇保姫神社(広島市南区)

年に数回、人形供養祭を開催しており、進物の大進を通じて受付を行っています。​遺影の供養については、事前に確認が必要です。​

  • 所在地:​広島市南区西本浦町12-13​
  • 公式サイト:​https://nihohime.com/​神社のお焚き上げ -

大山神社(尾道市因島)

因島最古の神社で、年に一度人形供養祭を開催しています。​遺影の供養については、事前にお問い合わせください。​自然サイクル保全事業協同組合+2神社のお焚き上げ -+2jodo-saishouji.jp+2


供養の方法や費用、受付条件などは各寺社によって異なります。​遺影の供養を希望される場合は、事前に各施設に直接お問い合わせいただき、詳細を確認されることをおすすめします。

3-3. 葬儀社や仏具店などの供養サービスを利用する方法(広島県内)

遺影や仏壇などを処分する際、専門の葬儀社や仏具店に依頼することで、供養から処分まで一括して対応してもらえる場合があります。広島県内で対応している主な業者を以下にご紹介します。​

ナーガサポート(広島市)

  • 特徴:​広島市を拠点とする遺品整理業者で、仏壇供養・撤去、不用品回収なども行っています。​遺品整理士やデジタル遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍し、故人やご遺族の想いに寄り添ったサービスを提供しています。​
  • 対応エリア:​広島県全域​
  • 公式サイト:​https://hiroshima-ihinseiri.co.jp/

音羽屋(広島市)

  • 特徴:​仏壇の洗浄・修理・塗替えを専門とする業者で、供養・処分も対応。運び出しから供養・処分まで一括で依頼可能です。​
  • 対応エリア:​広島県全域、山口県の一部地域​
  • 公式サイト:​https://otowaya-web.jp/

江原佛具店(福山市)

  • 特徴:​創業45年以上の老舗仏壇店。仏壇の購入者に対して、処分サービスを提供しています。​
  • 対応エリア:​福山市内(回収対応可能)​
  • 公式サイト:​https://fukuyama-ehara.com/

小さいお仏壇の専門店BUSSE(佛誠堂)(福山市)

  • 特徴:​ミニ仏壇の専門店で、仏壇購入者に対して処分サービスを提供。購入金額や処分する仏壇のサイズによっては無料になることもあります。​
  • 公式サイト:​https://www.butudan.jp/

三村松(広島市)

  • 特徴:​150年以上の歴史を持つ仏壇店。仏事コーディネーターが在籍し、仏壇の処分や供養について相談可能です。​
  • 公式サイト:​http://www.mimuramatsu.co.jp/

これらの業者では、遺影の供養や処分について、宗派や地域の習慣に応じた対応をしてくれます。依頼を検討される際は、各業者の公式サイトや連絡先から詳細を確認し、直接お問い合わせいただくことをおすすめします。​

3-3. 葬儀社や仏具店などの供養サービスを利用する方法(広島県内)

遺影や仏壇などを処分する際、専門の葬儀社や仏具店に依頼することで、供養から処分まで一括して対応してもらえる場合があります。広島県内で対応している主な業者をご紹介します。

音羽屋(広島市)

  • 仏壇の洗浄・修理・塗替えを専門とする業者で、供養・処分も対応。運び出しから供養・処分まで一括で依頼可能です。
  • 公式サイト:https://otowaya-web.jp/

江原佛具店(福山市)

  • 創業45年以上の老舗仏壇店。仏壇の購入者に対して、処分サービスを提供しています。
  • 公式サイト:https://fukuyama-ehara.com/

小さいお仏壇の専門店BUSSE(佛誠堂)(福山市)

  • ミニ仏壇の専門店で、仏壇購入者に対して処分サービスを提供。購入金額や処分する仏壇のサイズによっては無料になることもあります。
  • 公式サイト:https://www.butudan.jp/

三村松(広島市)

  • 150年以上の歴史を持つ仏壇店。仏事コーディネーターが在籍し、仏壇の処分や供養について相談可能です。
  • 公式サイト:http://www.mimuramatsu.co.jp/

また、弊社でも、遺影の供養や処分をはじめ、遺品整理・仏壇の供養・撤去・不用品回収など幅広く対応しております。遺影や仏壇の処分にお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。

3-4. 自宅で供養してから処分する方法

「お寺に依頼するほどではないけれど、きちんと気持ちは込めたい」
そんな方がよく選ばれているのが、自宅で手を合わせて供養をしてから処分する方法です。

特別な道具や費用がかからないので、もっとも手軽にできる方法でもあります。


自宅で供養する流れ(一例)

  1. 遺影の前にお線香をあげる
  2. 故人に「ありがとう」「今までお守りいただきありがとうございました」など感謝の言葉を伝える
  3. 白い布や紙などで遺影を包む(気持ちの区切りとして行う人が多い)
  4. 自治体の分別ルールに従って、適切に処分する

より丁寧にしたい場合

  • 塩をふる(清めの意味)
  • 簡単なお祓いや手を合わせる時間を長めに取る
  • 手紙を書いて一緒に処分する

このように、人それぞれのやり方で構いません。
大切なのは「ありがとう」の気持ちと「きちんとお別れをする気持ち」です。


自宅で供養するメリット・デメリット

メリットデメリット
費用がかからない自分の気持ち次第でやり方が変わる
手軽にできるしっかり供養したい人には物足りない場合も
他人に知られずにできる心の整理がつきにくい人もいる

この方法は「きちんと感謝の気持ちを伝えた上で、自分のタイミングで手放したい」という方におすすめです。

4. 遺影を処分する時に心がけたいマナー

遺影の処分には明確なルールはありませんが、故人やご遺族の気持ちに配慮したマナーを心がけることが大切です。以下に、遺影を処分する際に注意すべきポイントをまとめました。​


4-1. 家族や親族と事前に相談する

遺影の処分を決める前に、家族や親族と話し合いを行いましょう。独断で処分を進めると、後々トラブルの原因となることがあります。​特に故人を偲ぶ気持ちは人それぞれ異なるため、全員の意見を尊重することが重要です。​


4-2. 感謝の気持ちを込めて丁寧に扱う

遺影は故人を偲ぶ大切な品です。処分する際は、感謝の気持ちを込めて丁寧に扱いましょう。例えば、白い布や紙で包んだり、塩やお酒でお清めをしてから処分することで、心の区切りをつけやすくなります。​


4-3. 宗教的な配慮を忘れずに

遺影自体には宗教的な意味合いは少ないとされていますが、宗派や地域によっては特別な儀式が必要な場合もあります。不安な場合は、菩提寺や信頼できる宗教施設に相談し、適切な方法で供養を行うと安心です。​


4-4. 自治体の分別ルールを確認する

遺影を一般ごみとして処分する場合は、自治体の分別ルールに従いましょう。​額縁やガラス部分は不燃ごみ、写真部分は可燃ごみとして分類されることが一般的です。​ただし、地域によって異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。​


4-5. 無理せず専門業者に依頼する

遺影の処分に抵抗がある場合や、適切な方法がわからない場合は、専門の業者に依頼するのも一つの方法です。​弊社ナーガサポートでは、遺影の供養・処分をはじめ、仏壇の供養・撤去、不用品回収など、幅広いサービスを提供しております。​お気軽にご相談ください。​


遺影の処分は、故人への感謝と敬意を表す大切な行為です。​心を込めて丁寧に対応することで、故人も安心して旅立てることでしょう。

5. 遺影を処分するタイミングはいつがいい?

遺影の処分に関して、明確な決まりはありませんが、一般的には以下のようなタイミングが考えられます。​


5-1. 四十九日や一周忌などの法要後

故人の供養が一段落する四十九日や一周忌などの法要後に、遺影の処分を検討される方が多いです。​この時期は、家族や親族が集まる機会でもあるため、相談しやすいタイミングといえます。​


5-2. 仏壇や位牌の整理時

仏壇や位牌の整理を行う際に、遺影の処分を合わせて行うこともあります。​これにより、故人の供養を一括して行うことができ、心の整理にもつながります。​


5-3. 自宅の整理や引越し時

自宅の整理や引越しを機に、遺影の処分を考える方もいらっしゃいます。​新しい生活環境に合わせて、故人の遺品を整理する良い機会となります。​


5-4. 心の整理がついたと感じた時

最も重要なのは、ご自身の気持ちが整理できたと感じたタイミングです。​無理に処分する必要はありません。​ご自身のペースで、納得のいく形で進めてください。​


遺影の処分は、故人との思い出や感謝の気持ちを大切にしながら、ご自身やご家族の気持ちに寄り添って進めることが大切です。​ご不明な点やお困りのことがございましたら、弊社ナーガサポートまでお気軽にご相談ください。

6. 遺影を処分した後の心の整理方法

遺影を処分した後、心にぽっかりと穴が開いたような感覚を抱く方もいらっしゃいます。​これは自然な感情であり、無理に忘れようとせず、故人との思い出を大切にしながら、少しずつ心の整理を進めていくことが大切です。​


6-1. 思い出を形に残す

遺影を処分する前に、写真をデジタル化して保存したり、アルバムを作成することで、故人との思い出を形として残すことができます。​これにより、いつでも故人を偲ぶことができ、心の支えとなります。​


6-2. 感謝の気持ちを伝える

遺影を処分する際に、故人への感謝の気持ちを言葉にして伝えることで、心の整理が進みやすくなります。例えば、「今までありがとう」「安らかにお休みください」といった言葉をかけることで、気持ちに区切りをつけることができます。​


6-3. 新たな供養の形を取り入れる

遺影を処分した後も、故人を偲ぶ方法はさまざまです。例えば、手元供養として小さな仏壇や位牌を設置したり、故人の好きだった花を飾るなど、自分なりの供養の形を取り入れることで、心の安定につながります。​


6-4. 誰かに話を聞いてもらう

故人との思い出や感情を誰かに話すことで、気持ちが整理されることがあります。家族や友人、カウンセラーなど、信頼できる相手に話を聞いてもらうことで、心の負担が軽減されることがあります。​


心の整理には時間がかかることもありますが、自分のペースで無理なく進めていくことが大切です。もし、遺影の処分や供養についてお困りのことがございましたら、弊社までお気軽にご相談ください。​

7. 遺影の処分に関するよくある質問(FAQ)

Q1. 遺影はいつまで飾っておくべきですか?

明確な決まりはありませんが、四十九日や一周忌などの法要が一区切りとなることが多いです。​その後は、故人を偲ぶ気持ちやご家族の意向に応じて、飾り続けるか処分するかを決められるとよいでしょう。​

Q2. 遺影を処分する際、宗教的な儀式は必要ですか?

遺影自体に宗教的な意味合いは少ないとされていますが、気になる場合は、菩提寺や信頼できる宗教施設に相談し、適切な方法で供養を行うと安心です。​

Q3. 自治体での処分方法を教えてください。

遺影の写真部分は可燃ごみ、額縁やガラス部分は不燃ごみとして分類されることが一般的です。​ただし、地域によって異なる場合があるため、事前にお住まいの自治体の分別ルールを確認してください。​

Q4. 遺影を処分する際、どのような準備が必要ですか?

処分前に、遺影を白い布や紙で包み、塩やお酒でお清めを行うことで、心の区切りをつけやすくなります。​また、故人への感謝の気持ちを込めて手を合わせることも大切です。​

Q5. 遺影の処分に困った場合、どこに相談すればよいですか?

遺影の処分にお困りの場合は、弊社までお気軽にご相談ください。遺影の供養・処分をはじめ、仏壇の供養・撤去、不用品回収など、幅広いサービスを提供しております。

8. まとめ:遺影を手放すことは、故人との新たな関係の始まり

遺影の処分は、多くの人にとって悩ましく、心の整理が必要な出来事です。
「捨てる」という行為に罪悪感や寂しさを感じる方も少なくありません。

しかし大切なのは、物としての「遺影」よりも、そこに込められた故人への感謝や思い出を心の中にしっかり残していくことです。

遺影を手放すことは、故人を忘れることではありません。
むしろ、気持ちの整理をし、新しい一歩を踏み出すきっかけとなる行為でもあります。


遺影の処分で大切なのは「感謝の気持ち」と「心を込めること」

・決まった正解はない
・無理をせず、自分や家族の気持ちを大切にする
・丁寧に感謝を伝えてから手放す

このような気持ちが何より大切です。


処分に迷ったら、専門家への相談もおすすめです

「自分ではどうしても処分しづらい」
「供養の方法がわからない」
「仏壇や遺品も一緒に整理したい」

そんな時は、無理をせず専門業者に相談するのもひとつの方法です。

弊社では、遺影の供養・処分をはじめ、仏壇の供養・撤去、不用品回収、遺品整理など幅広く対応しております。
心の整理のお手伝いも含め、どうぞお気軽にご相談ください。

▼公式サイトはこちら
https://hiroshima-ihinseiri.co.jp/